昨年は異常とも言えるほど好調だったサクラマスですが、今年はうって変わって渋い状況が続いているようです。

渋い状況ながらも「ベタ凪」「強風」「中潮満潮スタート」「4月中半」「雪代」・・・
この状況で釣れなきゃいつ釣れるんだ?と言うくらい釣れそうな条件が揃っていた。
条件は揃っているが、魚の跳ねやチェイスは一切見えない。
見えはしないが魚は必ずいる、必ず釣れる日だということを信じ、それだけをモチベーションにしてキャストを続けてみた。

今の時期なら日の出前にもワンチャンスあるかと思ったけど、異常なし。
日が昇りきって少し気温が上がりはじめて風が出始めた頃にヒットがあった。
かけてからジャンプもしなかったもんで、もしかして上げたら残念ながら茶色い魚だったり黒い魚だったりしないよな!?
と不安もありましたが、寄せてからの反転、瞬発的な突っ込みと同時に見せた魚体は白銀の鎧を纏った正真正銘のサクラマス、太陽の直射を浴びて反射する銀光は偏光越しでもゾクゾクする輝きだ。





サクラマス 56㎝

海の状況は、クリアで先週一気に出た雪代もピークは過ぎて透明度を高めつつある。
ただし川から流れ出た落ち葉がそこそこ浮いていて、潮目や波打ち際にたまりルアーによく引っかかる。
しかしこの落ち葉たちが釣れるサインでもあるので、めんどくさくても一回ずつ丁寧にフックから外してキャストし続けることが重要だ。





ルアーは出し惜しみせずにサイレントアサシン140S、カガヤキカタクチ。サイレントアサシンは自分の中では海サクラ実績ではナンバー1のルアーではあるが、とても不安定なルアーだ。
まずカラーによって泳ぎが変わる。特に赤系のカラーを使ったやつは全然だめ、使えない。
後はフックサイズを下手に変えると泳ぎが変わってしまうので場合によってはすごく釣れにくくなる。フックを変える時はできれば同じサイズにしたほうがいい。

あと、アイに直接スナップを付けずに間にスプリットリングをかませるといい、ラインとルアーの接点をなるべく解消してルアー本来のナチュラルな泳ぎを出すことが重要だ。

サクラマスは接岸すると捕食はほとんどしなくなる説が定着しているが、そうなるとリアクションバイト勝負になる。リアクションバイトと言ったらフラッシングの強さが勝負になるが、強ければいいというものでも無い。フラッシングだけなら鉄板バイブ最強と思いきや、鉄板バイブではサクラはあまり反応しない。あくまでもフラッシング+ナチュラルさのバランスが重要で一番むずかしいところであり魚へ近づくために一番突き詰めるべき所だと思っている。

サクラマスはとにかく簡単には釣れない魚なので10%の確率を11%に持っていく努力や工夫が釣れない魚を釣るための近道になるんだと信じています。

Comment

おめでとうございます!

  • もり URL  
  • 2017/04/16 (日)20:21  
  • edit

1匹獲れましたね!
今年は私の周りも苦戦している様子でした。
私は1匹釣って安心してお休みしてた所なので、そろそろまた行ってみますかね…。

Re:おめでとうございます!

  • にごう  
  • 2017/04/17 (月)19:23  

ありがとうございます!
周りからは「今年は何本よ?」と聞かれる季節なので、とりあえず一本出しとけば一応のカッコウはつくかな?
これで山菜が出る前に浜から抜け出せそうです。

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